みちしるべ

『みちしるべ』創刊号 2000年10月01日発行

 

創刊に寄せて 自然茶への思い

お茶を楽しむ会主宰 近藤 美知絵

日本のお茶作りの始めは、中国そして韓国から伝わった釜炒り茶でした。
手持ちの鍋で少し発酵したお茶の葉を炒り、生活の中で飲んでいました。
釜で炒ったお茶は、お茶の持つ水分をとばして作るので、何年経っても飲むことができるという利点があります。
自生しているお茶(自然茶)は丸裸、自然のまま。日本の四季に呼吸し、石にぶつかりながら根を下ろし、大地のミネラルを吸収、そのため、四季折々にお茶の味わいを楽しむことができます。
私たちの生命も自然体でありたいと…。
自然茶を飲むと、ほっとして、幸せな気持になります。何の肥料もいらないお茶の生命力だけで育った自然茶。このお茶に魅せられ、一人でも多くの方に飲んでいただき、和むことができたなら、と願いながら20年余りになります。ただ、このお茶は僅かで本物ゆえに歩く歩幅で皆様にお伝えするのが一番と思っています。遅々とした歩みですけれども…。
長い間、文章を通じても皆様とつながっていたいと思っていましたが、今、こうして、お茶の歩みの中で感じたことをお伝えする紙面ができました。とてもうれしく思っています。

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